イギリス製サイドボード。ナナメになった枠のデザインがミッドセンチュリーらしい一台です。

よくみると、埋め込みの木製取っ手も本体のフレームに合わせて側板側の辺が斜めになっています。さりげないデザインですが、全体の統一感やすっきりとした印象をうみだしていますね。

引き出しの取っ手も同じチーク材でつくられ、同じピッチで4本ならんでいます。が、実は引き出しは3段。中央の引き出しに飾り取っ手が取り付けられています。

手間やコストよりもデザインや遊び心を追求する、豊かなミッドセンチュリー期ならではの作りです。

コの字型の脚は下桟を挟み込むように接合されていて、アクセントになっています抜け感もありつつしっかりと存在感を感じさせます。

両サイドは引き戸になっていて、手前にスペースを必要としないのは日本の住宅事情でもうれしいところ。

引き出し最上段には仕切り板もついていてカトラリーや文具など細々したものの収納にも適していますし、引き戸内には可動の棚板も一枚ずつついています。

ウレタン塗装で再塗装してあります。木の質感や木目を活かすよう必要十分な薄さにしておりますので、長時間の水気や蒸気にはご注意ください。

小傷や打痕が多少ありますが、ひどく気になるようなダメージはありません。

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