レーン社製レコードキャビネット。縦置きの収納に特化した小ぶりなキャビネット。

レコード用のキャビネットという存在自体が時代を感じる家具。レコードの時代は過ぎたもののレコード人気は消え去ることはなく、広く浅い世界から狭く深い世界へ。そんなレコードファンにはたまらないアイテムとも言えます。

多用途が全盛の現代とは違い、専用の家具を作ろう・使おうという物作り・空間の使い方に対する考え方の余裕も感じられます。

編み目になった前板や箱の縁に彫られた溝など細かなデザインが光ります。前開きの扉を開くと仕切りのついた収納が現れ、使い勝手も抜群。

レコードの収納はもちろんのこと、雑誌を収納しても。扉を開ききらなくても背表紙が見えるので、読みたいバックナンバーもすぐに見つけられます。

素材はウォールナット材。古い塗装を剥がしウレタン塗装で再塗装してありますので、これからまた長くご使用いただけます。扉の開閉もスムーズで、グラつきガタツキもありません。