壁掛け時計。しずく型にシェイプした、どこかオリエンタルな雰囲気を感じる壁掛け時計。白×オレンジ×ゴールドで表現された、三日月と月のようにも解釈できる絵が印象的です。

三日月の半分は小さな粒状の樹脂を溶かして付けてあり、50-60年代当時その形成の自由度からインテリアに良く使われました。細かな凹凸が時代を語る独特な雰囲気です。

盤面の板はウォールナット材。壁から少し浮きあがるように背面に玉が付けられていますので、側面からの光で奥行き感も出ます。

時計は元々はぜんまい式のため、中心下に1cmほどの穴が開けられています。今は単三電池で使用できるよう、ムーブメントを交換してあります。

ペイントに少し剥げがみられますが、酷く気になるほどではないかと思います。