パームスプリングスで取り扱っている家具は1950-60年代の家具。
デザイン性の高さや独特の雰囲気からご愛好を頂いておりますが、
せっかくのビンテージ家具でも、周囲のものは現代のものだったり、サイズが微妙に合わなかったりして、
トータルの雰囲気を作るのはなかなか難しいところ。
そんなお悩みを解決するため、 ビンテージ家具と同居して違和感のない、建具や収納もオーダー家具としてご提案していますので、
その実例をご紹介致します。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
パームスプリングス初のビフォーアフター実例となりました、こちらのお宅。
実は新築建売住宅を自分たちらしくしたい、というご要望を受けて
ビンテージライクのオーダーメイドを製作しました。
背面収納のご依頼を受けたのですがキッチン全体を組みこんだ形をご提案。
リビングダイニングからキッチンを見た時に雰囲気が違わないよう
壁にも突き板を貼って、空間の統一感を出しました。
背面収納は上下セパレート型で、トップを逆台形にデザイン。
ミッドセンチュリーのキッチンで良く使われているメラミンとウッドの組み合わせで
コントラストを出しアクセントにビンテージのランプを手元の光に。
元はキッチンの側面に収納扉が付いていて、冷蔵庫の位置がシンクの奥になる為、
動線が重なってしまっていましたが、側面の収納扉をあえて外し、
冷蔵庫を半分飲み込ませることで、動線問題と存在感も軽減しました。
気になるリビングダイニングは、少しずつため込んだビンテージの家具が満載。
ダイニングとリビングをルームディバイダーで緩やかに間仕切りに。
キッチンやダイニングは比較的活動的なスペースですので、
リビングの寛ぎスペースとは少し仕切りました。
今回はキッチンのみのリフォームでしたが、またしばらくしたら
リビング側も壁紙を変えたりしたい、とのこと。
建売ならば、住み始めてから自分らしさを出すべし!ということで、
変化していくお家を見届けられれば幸いです。
今思えばキーワードは「渋カッコいい」だったと思います。
小さな子供がいると、どうしてもそこに合わせがちな家づくりを、
あえて歳を取っても違和感のない雰囲気を目指しました。
キッチンの色や壁の色、床材、ダウンライトの位置なども色々とご相談頂き
とても楽しく取り組ませていただきました。
あまり大きなスペースではないため、ものが出ているとうるさくなるからと、
キッチンは収納力を兼ね備えた渋いもので、
リビングと一続きになっている空間なので、ヴィンテージ家具と同居しても
違和感のないもの、というのもMUSTなご要望でした。
思惑通り、リビングに置いた1960年代のレーン社のサイドボードとは
同じメーカーのものか?と思うくらい雰囲気が似ていて、空間に統一感があります。
キッチンとリビング間を取り持つ同デザインのアッパーライトも一役買っています。
よくみると縦横の板のサイドは積層のイメージを活かしてストライプになっています。
絶妙な色むらが魅力的なヒースセラミックのタイルは、ご自身で施工されました。
キッチンはもちろん機能的。ゴミ箱引出しや炊飯器引出し、すき間収納、
冷蔵庫上部の奥行きのある収納、ガラス扉のショーケースなども完備。
優しく渋いご夫妻の集大成のようなお家作りに参加させて頂いて、
とても嬉しく思います。
長年愛用していらっしゃるターンテーブル・ミキサーやスピカー。
以前は自作のDJテーブルに乗せて使っていたそうですが、
マンション購入を機に、以前お買上げ頂いていました家具に合わせた
DJテーブルが欲しい、とオーダーメイドでご依頼を頂きました。
前面からも背面からも配線が見えないような作りで、
手持ちの機材を天板の下にはめ込んだ形にしたい。
出来れば脚が元はスッキリとしていて、形は出来るだけシンプルに。
あとは木目がパームスプリングスのヴィンテージ家具の様に
綺麗な木にしたい。と、いくつかご要望を頂きました。
機材をはめ込む穴を天板に3つ開け、テーブルからは主電源1本のみで、
配線は全て中に隠れるようにしました。
機材からの熱を逃がすための熱抜きのスリットも加工。
前面の3分割にした扉は、外すと配線はいつでも触ることができます。
背面も前面もスッキリとシンプルなデザイン。
左右に飾りのアーチと、天板縁のデザインが、
お手持ちのヴィンテージ家具のデザインとぴったり合っています。
LDKの一角にDJブースができ、料理をしている時も、食事の時も、
ソファでくつろいでいる時も音楽をかけて楽しんでいらっしゃいます。
以前にビンテージ家具をご購入いただいておりました。
新築にあたって、キッチン収納をアレコレ探すも希望のものに出会えず、
そんなお悩みをパームスプリングスにご相談下さいました。
キッチンとリビングは一つの空間のため、リビングスペースに置く
ビンテージ家具と違和感のないキッチン収納を
シンクキッチンの背面全面に設置したい、とのご要望頂きました。
ハウスメーカーの雰囲気は現代モダン。少し冷たい印象になりがちな現代モダンと、
ビンテージ家具の間を取り持つような雰囲気のデザインでご提案しました。
ウォールナット材を全面に採用し、茶と黒の大人なモダンカラーに、
アクセントとして水色を入れ、落ち着き過ぎないように表現しています。
機能面では現代の収納の使い勝手の良い所を取り入れ、
炊飯器の蒸気逃がしや、ゴミ箱を工夫して作りました。
インテリア空間としては、キッチンを使用していない時間の
リビングとのつながりを考え、トップに間接照明を組み込みました。
手元のウォールランプは、もちろんビンテージです。
打ち合わせを進めていくうちに、デザインを統一したドア建具2ヶ所と
トイレ収納も追加でご依頼いただき、結果、LDKの雰囲気が統一され、
とても住み心地の良い空間ができました。
パームスプリングスにはミッドセンチュリーの本・資料も豊富にございます。
アメリカ買い付け時にも、現地のオープンハウスを見学したり、家具ディーラー宅を訪問した写真も多数揃えております。
そんな資料も参考にしつつ、ビンテージ家具と合わせてオーダーメイドファニチャーのご提案をしております。
また、必要に応じてアメリカで建具などの輸入し、組み合わせることも可能です。
そして、微妙なニュアンスを形に作り上げて下さる信頼できるセンスの良い家具職人さんも一緒に、素敵な家具を作り上げてくれます。
まずは、お気軽にご相談下さいませ。
お電話→052-222-7111
E-mail→shop@palm-springs.jp