Raymond Loewy for Hill Rom製の3段キャビネット。工業デザイナーのレイモンド・ローウィが医療用としてデザインしたキャスター付きのキャビネット。
「口紅から機関車まで」デザインしたフランス人のレイモンド・ローウィ。彼のデザインはシェル石油やナビスコなど誰もが知っているロゴも多くあります。
こちらは金属とウッドを組み合わせて作られたキャビネットで、異素材のバランス感がとても良く、現代のインテリアにも合わせやすそうです。
フレームはアルミ製でウォールナット材の突板が全面と側面に施されています。美しい木目と金属のコントラストが特徴的。メラミンの天板は麻布のようなさりげないデザインであり、優しくあたたかな雰囲気を感じられます。
スチール製の脚はキャスター付きの円筒形で、しっかりとした強度があります。程よいボリュームの家具ですが、スムーズに移動が出来るので、キッチン周りで使うのも良さそう。
医療用で作られた引き出しの中は、手入れが簡単なプラスチック製です。背面も通気の穴があけられているのも実用性がデザイン化された証。見た目以上に収納力があるので、様々なシーンで活躍してくれそうです。
目立つものではありませんが、2段目の引き出し角に突板の補修跡があります。他大きなダメージはありません。
木部はウレタン塗装で再塗装してあります。木の質感や木目を活かすよう必要十分な薄さにしておりますので、長時間の水気や蒸気にはご注意ください。
≪お問い合わせはこちらから≫
≪パームスプリングスがリペアをするワケ≫