THONET社製カンチレバーチェアSS33。ハンガリー出身のデザイナーAnton Lorenz(アントン・ロレンツ)によるデザインです。当時は斬新だったスチールパイプを世に広げた生みの親のような存在でした。

椅子の脚は4本という概念を取り払って作られたかたちであり、スチールパイプを曲げられたデザインは、体を預けると心地の良いテンションがかかります。

背もたれとアームは美しいアーチを描いていて、華奢な見た目と違い、包み込むように身体を支えてくれます。厚みのあるクッション性は長時間座っていても疲れないので、作業用の椅子としても使えそうです。

張地はブラック、レッド、ブラウン、ベージュのボーダー柄。落ち着いたトーンでありながら存在感のあるデザイン。背もたれのうねりのある張り方がもいいアクセントになっています。

佇まいのある美しい一脚なので、ダイニングはもちろん寝室や玄関の一角にぽつんの置くのも絵になりますね。同じような状態の在庫が計4脚あります。並べて置いたり、ダイニングテーブル用として4脚合わせても良いですね。

細かなキズや使用感はありますが、目立つような大きなダメージは見当たりません。

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